3年B組金八先生シーズン4おすすめ回・見所解説
どうも。あやねです。
1995年放送の第4シリーズに関して書いていきたいと思います。
平成初の金八で私がこの世に生を受けて初めての金八になります(1990年生まれ)
この第4シリーズは第2シリーズと競うぐらい私の中でお気に入りのシリーズなので、しっかり語らせていただきたいと思います。
この第4シリーズのテーマはズバリ「いじめ」
これは今でも言える事なんですが平成に入ってから
昭和の頃よりも教師の目に見えないものになり、社会的にも問題となっていたテーマですね。
ちなみに1981年第2シリーズのいじめは
みんなで大量のおまんじゅうを食べさせるといったものでした。
(第2シリーズ第3話「まんじゅう騒動」より)
さて第3シリーズから7年たった金八はどうしていたかというと
なんと文部省で働いていました。
しかし第2シリーズでは嫌味な教頭だった野村校長から
金八に桜中学に戻ってほしいと依頼を受けます。
野村校長はこのシリーズだと病気がちな描写をされているんですが
演じられた早崎分司さん自身も実際、病魔に襲われており、この最終回の放送日に他界されました。
第2シリーズの野村教頭は苦手でしたが
このシリーズの野村校長先生は大好きです。
そして金八の家族も成長しており、乙女ちゃんは中学生、耕作は小学生、
そして里美さんは
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええ!!!
そんな驚きの第4シリーズの主要人物と好きな回を紹介していきます。
まずは桜木伸也
軽度の知的障害を持つ彼は
男子たちの格好のいじめのターゲットになってしまいます。
しかし、彼のやさしい思いが3Bそのものを変えるキーマンでもあります。
広島美香
容姿端麗で優等生ですが
裏の顔はクラスのボス的存在です
蓑田紀美
宮沢歩
あれ・・・宮沢って。
そうです!第1シリーズの保と雪乃の息子です!!
まぁ、あんなに小さかった子がこんなに大きくなって(親戚感覚)
続きましておすすめ回を紹介します。
まずは第10話、第11話「十五歳の母と父」
両親が自分を生んだ年齢と同じ年齢になった歩。
心の中で自分の生い立ちを恥じてきた歩ですが、クラスメートに揶揄されたことからその気持ちが爆発します。
第1シーズンで綺麗にまとまったと思っていましたが、敢えて暗部にフォーカスをあてた作品。
卒業後、保、雪乃、歩のそれぞれの気持ちや辛さを知ることができます。
第21話「インドカレーの神秘」
受験シーズンが終わり、
卒業前に本当に先生がみんなに伝えたいことを授業することに。
第2シーズンの「生きることは学ぶこと」に通ずる教育に関して考えられる作品。
生徒たちの生き生きした表情と先生の楽しそうな姿でこちらまで楽しくなってくる作品。
この北先生の涙と
ラストシーンの「楽しかったね」と言いながら帰る生徒達
そして仲良く帰る先生達の姿も印象的です。
第4話「イジメ問題大討論」
金八先生ではホームルームで金八が生徒に教え伝えることを「お説教」と呼んでいるんですが、
そんなお説教の中でも一番心に響いた作品。
「君たちは15歳 死ぬなんて言葉をそう簡単に使うなよ!!!」
という名言を残した回です。
個人的には苦しいぐらい号泣した作品です。
辛いとき、悲しいときは繰り返しこの回を見ています
(一時期、録音した音声をiPodに入れてたぐらい)
ちなみにHPの冒頭の文章もこのお説教の言葉から引用しています。
実はこのシーズンでは好きな生徒がたくさんいまして
佐藤 賢治
学級委員で優等生
金八があの有名な「人という字は~」と説明した際、
「先生それ、入るっていう字でも言えますよね?」と言い放った強者
第一志望の学校に受かって舞い上がって骨折しちゃう、おっちょこちょいな一面も
豊川 康
桜木をいじめていたが、実はそれは愛情の裏返しで
後半になると桜木に並々ならぬ、いや異常なほどの愛情を与える
絶対、悪い女にひっかかるタイプだと筆者は考えます。
高島 よし江
最初は本当に大嫌いなキャラクターで、綺麗に結ばれた三つ編みにすらいら立ちを感じるぐらいでした。
ただ卒業直前に大好きなキャラクターになります。
そしてそして!!!
私が金八先生全シリーズを通して大好きな生徒を発表します。
ドゥルルルルルルルル(ドラムロール)
ジャン!!
日下 信二 です!!
初期はいわゆるガリ勉キャラで
「先生、そんなこといいから授業を先に進めてください」キャラで
学校行事なんて勉強に関係ないとモチベーションが低いキャラでした。
第11話では保の生い立ちを馬鹿にする生徒たちをお説教したところ
保と紀美が教室から出て行ってしまい生徒たちは二人を追いかけます
しかし、一人だけ追いかけず帰ろうとする日下、
なんだよこのガリ勉め・・・!!!
しかし日下は金八に対してこう言います。
「先生、塾があるんで帰ります・・・
でも1996年をすがすがしい年にするために
二人が帰ってきたらみんなで力をあわせて大掃除をしましょう
そして残りの3学期をピカピカにしましょう・・・では・・・」
いい子!!!
ある日、日下は口うるさい母親と喧嘩して
部屋にひきこもるという事件を起こします。
そこで初めて金八にある人への思いを打ち明けます。
「伊丸岡ルミさんは僕の心の母です」
日下は自分に優しくしてくれた伊丸岡さんに恋心というか母性を感じていたのです。
それから事あるごとにこのフレーズが作中に登場します。
それからの日下の暴走は止まらない
受験の気晴らしにみんなで行ったメロンマンというラップグループのライブを見て
(ちなみにこのメロンマンの「ジェットボーイジェットガール」という楽曲が作中で何回も流れたのにも関わらず大して世間的には話題にならず)
「僕は今、ミュージシャンに魅力を感じている」と言い出し、ラップを披露したり
骨髄バンクの大切さを説いた授業のときには
誰よりも先に「先生、僕、骨髄バンクに絶対登録します!!」
(骨髄バンクは20歳以上じゃないとできません)と宣言したり
伊丸岡さんが金八に電話していたことを知ると
「先生!伊丸岡さんは僕について何か言っていませんでしたか!?!?」とめっちゃ確認したり・・・
とにかく可愛い奴なんです!!
第4シリーズは回を重ねるごとに登場人物の本当の性格や思いが見えてきて、先生、生徒の全員好きになれる作品です。
最初はいじめという重いテーマで目を背けたくなりますが是非最後まで見ていただけたら嬉しいです。
個人的には第4シリーズの主題歌「スタートライン」が金八の主題歌の中で一番好きです。
彼ら、受験生の気持ちと照らし合わせて聞くとより深く楽曲を楽しむことができます。
ちなみにOPに出てくる女の子の髪型が角刈り+パンチパーマみたいでめっちゃいかしてますのでそこも要チェックです。
さて次回は金八先生の大きな転換点 第5シリーズを特集します!